スワロウデイル・アンティークス

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ダーニング(繕い)用の道具

2016年11月24日

1年に何度か「こんな物がありますか?」というお尋ねを頂いた時に何故か持っていたりして、お客様も自分も驚いたりします。お客様は多分無いでしょうけど、ちょっと聞いて見たみたいな。自分は買う人がいるかわからんけど、持ってようかみたいな感じです。 これも似たようなシチュエーション。靴下を繕う時に使うダーナー。お探しはダーニングマッシュルームでしたが、聞いた時に「ん?、ダーニング?なんか有ったよな〜」そう、数年持ってました。最近流行りつつあるのだそうで。知らんかった。 #中目黒 #アンティークショップ #darner #darningsocks

Koh Murotaさん(@swallowdale_antiques)が投稿した写真 –

どうも雑誌で、靴下の繕いが特集されていたようですね

もともと、家事やいろんな工芸の道具が好きで、見かけると気になります

この道具は現地の業者さんに教えてもらいましたが、用途のわからない道具を調べるときに重宝しているのが、下の本です

img_4194

この本にダーニングに関しても記述がありました

img_4192

少し小さくて見づらいかもしれませんが、右端の3つの道具が繕い(ダーニング)用の道具です

左上の玉のようなものは、ソックスやストッキングの中に入れて、かがる手元の土台として使いますが、左下のダーニング・マッシュルームが現れてからは使い勝手の関係であまり使われなくなったようです。

右側の長い棒のようなものは、主に手袋の指先をかがるのに使われたようですね

当店にあったものは、マッシュルームの発展型でしょうか。つま先が伸ばしやすそうな形も付属しています

ちなみにInstagramの記事にありますように、すでにSOLDです

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三本脚のスツール

2016年10月30日

三本脚のスツール Tripod stool #アンティークショップ #中目黒 #スツール #antique #stool

先ほど、Instagramでご紹介したのですが
鉄のストレッチャーが特徴的なスツール
木のテイストに凄みがあります
高さ50cmほど
50,000円です

この写真を撮っている時に、背景の味がとても良かったのでそちらだけの写真も撮りました

Background of the previous photo. I prefer this.

これはただの遊びですが、レンガや漆喰壁は絵になりやすいですね

スピンドルバックチェアを仕上げました

2016年10月21日

spindle back chair

いつまでも夏みたいな気候が続きますね。
昨日などは真夏と同じ格好で自転車に乗っていましたが、しっかり汗をかきました。
多摩川の土手を走っている時には、蛇が元気よく通り過ぎるのに遭遇しました
人間以外の生物も調子が狂ってしまうのではと心配になります
もっとも今日あたりは大分涼しく、これから急に寒くなるのかなと思うと、それはそれで寂しい気もします。

写真の椅子はギャラリーでご紹介済みのものですが、最近思い立ってレストアしたものです。
オリジナルのコンディションのままというのも良いのですが、べたつくような汚れがついたままだとお客様によっては購入に二の足を踏まれるかもしれません。ですので、ちゃんとクリーニングの終わった状態の椅子も見ていただけるようにしておこうというわけです。

spindle back chair

背もたれや座面などは、直接体に触れるところなので重点的に汚れを落としました
木味は落ちるどころか、よりはっきりしてくるのがお分かりいただけますでしょうか?

spindle back chair

これは真ん中の横棒(ストレッチャー)にピントを合わせました
アッシュ材独特のはっきりした木目が綺麗です

spindle back chair

これは正面のストレッチャー
足をのせがちなところなので、上部が磨り減っているのがよくわかります
少し下から写したのは、元の彫り込まれた溝が、こすれない下部には残っているのがわかりやすいからです
この辺の木目も楽しいですね。

今はクリーニングが終わったばかりなので、全体に少々ツヤが強くなっていますが、これは徐々に落ち着いていき、逆に使用中によく摩れるところはますます磨きがかかっていくと思います。使えば使うほど良くなるのがアンティークの強みです。

この椅子の詳しいデータなどは、ギャラリーのこちらをご覧ください

出張から帰りました。買付商品についてのお知らせ

2016年9月17日

このインスタグラムの投稿にありますように、商品の到着はまだ一ヶ月以上先になりますが、店頭で写真をご覧いただいてご購入希望の商品がございましたらお知らせください。到着後に優先的にご商談させていただきます。

商品到着のご連絡をさせていただいてから二週間以内にご購入されるかどうかを決定ください。その間は単にホールド扱いですので、ホールド期間内でのご購入のキャンセルは自由です。その場合は次の方にご連絡させていただきます。ホールド期間が過ぎましたら自動キャンセル扱いとさせていただきます。こちらから特にご連絡はいたしません。

このようなシステムを取りますのは、まだ商品も実際に手元にない状態で、正確な価格を含めた詳細情報をお伝えできない中で、お客様がご購入を決定されるのは無理だからです。ただ、一刻も早く到着予定の商品をご覧になりたいという方も少なからずいらっしゃいますので、こういう形をとらせていただきます。

商品到着時には売約という可能性もありますが、こればかりは早いもの順ということでご理解ください。

到着予定の商品につきまして、メールや電話でのお問い合わせはご遠慮くださるようお願いいたします。

よろしくお願いいたします

パイプボックス

2016年8月24日

パイプボックス。趣味の品をしまい込むのにも。#pipebox #smokingpipe #mahogany #antique #collectionbox

パイプを吸う人がタバコの葉や道具をしまっておくための箱です

宝物をしまう箱なので鍵がかかります(現状鍵なしですが、作れると思います)

(追記:鍵は作りました。)

ですので、大切なコレクションをしまうためのボックスとしても使えますね

モダン仏壇に良いかもと言った人がいましたが、ペットのお骨ぐらいなら一緒に置けそうです

これだけ立派なマホガニーをふんだんに使い、インレイドまであるボックスは現代ではなかなかありません

しかもギャラリーを見ていただければわかりますがリーズナブルです

外装は若干退色していますが、これはこれでアンティークのマホガニーらしい輝きです(修復も可能です)

タバコの葉を入れるヒューミドールは付属しておりません

詳細はギャラリーのこちらをご覧ください

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小ぶりなウィンザーチェア

2016年8月11日

small windsor

この椅子はなんとも言えない古色を帯びています

座面のエルム材の表情も面白く、複雑な木目に加えて縮れたようなパターンを描いています

シンプルな形もいいですね

小ぶりですが、男性でも座れます

ただ、ちょっと低いかもしれません

虫食い跡は例によって内部の殺菌や強化をしていますが表面の穴はふさいでいません

強度的に不安のあるところは、木材を交換してあります

古びた風情の椅子で、置いてあるだけでも絵になりますが、ちゃんと使えなければと思い時間をかけて修復しました

是非、実際にごらんいただければと思います

サイズなど詳細はギャラリーにアップしてありますので、よろしければごらんください

体重計

2016年8月5日

先日、ちょっと重たい機械の重さを計りたいケースがありまして、ふとこの商品を思い出してストックから引っ張り出してきました。

DSC01487

全体にマーブル模様のような変わったペイントが施されていますが、これは後から塗られたものらしいです。
なかなかセンスの良い人がやったようです
それ以外にも変なところがあります

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文字盤が鏡文字になっています

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こんな感じに上に立った人が、鏡に映して読むようになっているのです
また、数字の単位はストーン(sotne)という、今ではイギリスだけで使われている主に体重を表すときに使われるものです。
1ストーンは14オンスで約6.35Kgというややこしいものです

子供の頃、お年寄りに重さは何貫目か?足は何文かと聞かれて、何のことかわからなかったことを思い出します。

ちなみに機械の重さはiPhoneで換算して無事計ることができました。

追記

先ほど、ひっくり返して底を見てみましたら日付を二つ見つけました
一つは1935年5月24日
もう一つは1964年1月 

後者にはセカンドハンドショップで買ったと付記されています
最初の日付が新品の時のものかはわかりませんが、約30年後に別の人のところにわたり、それからも50年以上経っていることになります。
未だに使えるのがすごいですが、全体はキャストアイアンのがっしりとした作りですし、昔のものは蒸気機関車のように丈夫ですね。

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 大きなウィンザーチェア

2016年7月22日

large lath back windsor arm chair with splat

ラスバック・ウィンザーチェアというタイプですが、詳しく書きますとlath back windsor arm chair with splat という具合になりましょうか。

スプラットという背もたれの中心の板飾りが特徴的な、大きなウインザーチェアです

木味の良さもなかなかです。エルム独特の木目がとてもきれい。

この座面ヒビが入っていますが、接着して裏から補強してあります

large lath back windsor arm chair with splat

昔からのお客さんは、前からの在庫とご存知ですよね

これだけ魅力的な椅子なのに、なかなか嫁ぎ先が決まらないのです。

やはり、大きさがネックなのか。

座ってみると包み込まれるような安心感のあるビッグチェアです

今回久しぶりに、ご紹介してみました

サイズなど詳しくはギャラリーのこちらをご覧ください

アイルランドの椅子

2016年7月10日

Irish famine chair

ちょっと変わった素朴な椅子です。

なんか作りが素人っぽくも見えます。

すごく古くも見えますし、そうでもないようにも見えます。

このタイプはFamine chairとか、Hedge chair とか、もっとひどい言い方ではFool’s chairなんて言われます。

意味は飢饉とか垣根とか〇〇とかですよね

要は貧しい田舎のお百姓さんなどが手近な材料で作った椅子という意味のようです。

アイルランドはジャガイモの疫病のために18世紀と19世紀にひどい飢饉に陥った歴史があります。

特に19世紀の時は、そんなひどい食糧不足の中でもイングランドへの食糧輸出を強制され、またイングランド側も援助の手を差し伸べなかったということで、大勢の人が餓死しました。

そのため、アメリカやその他の国への多くの人が移住していきました。ケネディ家も元はアイルランドの人ですね。

イングランドとアイルランドの間の確執にはこのような歴史も重要な要因となっているようです。

アイルランドの田舎といえば飢饉、という連想なのでしょうか

なんか悲しい呼び名のような気がしますが、この手の椅子が多く作られたのもその飢饉の最中の19世紀中期だったようです。

この椅子は現在在庫にある商品ですが、過去に扱った下の椅子もやはり同じ名前で呼ばれるようです

Primitive chair 1

この椅子は以前もご紹介しているのでご記憶の方もいらっしゃるでしょうが、座面の作り方が独特でした。

3枚の板を使って組まれた座面の真ん中だけが薄い板で、それを支えるように前後の厚板から貫が渡してあります。

まるで家を作る大工さんのようなやり方です。

こんな椅子は他にないだろうと思っていたのですが、このタイプもアイルランドの一部では作られていたことがわかりました。

この椅子は売約済みです。

アンティークの椅子の世界は奥が深くて、面白く、調べがいがあります。

 new item スモーカーズ・ボウ・チェア

2016年6月18日

組み上がりお掃除もすみましたので、サイトにアップしました 。 #アンティーク #チェア #ウィンザー #スモーカーズ Reassembled. Cleaned. No colour, no finish applied. bees wax only

ウィンザー系の椅子が少なくなってきたので、在庫から追加いたしました

これは座り心地も良く本当に便利な椅子です

アンティークの椅子は窮屈だと感じられている方にもお勧めです

安心して寄りかかれるよう、修復済みです

詳しくはギャラリーをご覧ください

 new item イーストサセックスの椅子

2016年5月6日

"Beckley" chair

ギャラリーにラッシュ座面の椅子を一枚追加しました。
この椅子の詳細は、ひょんなことから判明しました

仕入れた時から可愛い椅子だなとは思っていたのですが、自分の知識にあるイギリスの典型的なカントリーチェアの類型に当てはまらなかったので、どういうものかなと思っていました。

イギリスの椅子は地方によって特徴がはっきりしているものが多いので面白いのですよね。
ただ、これに関しては、椅子の専門書にあたっても同じようなものが見当たらず、ボビン加工の背もたれの感じからサセックス地方あたりかなと漠然と思っていたぐらいです。

ところが先日、お客様と色々とりとめもなくアンティークのお話をしながら、パラパラと本をめくっていましたら、まさにこの椅子とまったく同じ写真を見つけてしまいました。それによりますと、背もたれのボール状の加工と、前脚の竹を模した加工などが非常に特徴的で、イーストサセックス地方のBeckley村のものであるとして2枚の写真があげられていました。

その2枚のうち1枚のものが、細部に至るまでまったく同じデザインでした。
ちなみに、もう一枚は背もたれトップが板状ではなく下と同じボビン加工です。年代はどちらも同じで1820年から50年ごろとのことです。

その本は椅子の専門書ではなく、イギリスのカントリー家具全般の本でしたので見落としていたのだと思います。
確認のために他の資料も探し、ネット検索もしたのですが、その本以外には資料が見つかりませんでした。
アンティークの資料としては権威ある出版元ですので、まず間違いはないでしょう。

Beckley村というのはアンティークタウンとして今でも有名なRyeと同じ行政区のようです。
もともと製鉄が大変盛んだったようで、16世紀から18世紀にかけては大砲や銃など重要な武器製造の拠点でもあったようです。
おそらくその後はさびれて人口流出や海外移住なども行われたようですが、かつては多く人も集まる活気のある村だったのでしょうか。

いろいろ調べてわかったのは、そんなところなのですが、イギリスの地方の村の歴史背景が一つの椅子から見えてくるというのが、いつもながら面白いですね。以前も羊毛産業の興隆と椅子のデザインの関係についてわかったりということがあったりしました。

この椅子に関する詳細はこちらのリンクからギャラリーをご覧ください。

参考資料  ENGLISH COUNTRY FURNITURE 1500-1900, David Knell , Antique Collectors’ Club 1992 , 図版472

 new item 素朴なチャペルチェア

2016年4月21日

chapel chair

ギャラリーに写真の椅子を追加しました

上は商品写真っぽくないですが、むしろこういう感じがこの椅子のイメージに近く感じます

もともと、きっちりと正確な写真を撮るのは苦手なので、普段の写真もイメージと思っていただいた方が良いとは思います。

それでも、実際の色合いに近い写真などをギャラリーにアップしてありますので、よろしければこちらからご覧ください