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Unusual Comb back Windsor armchair
珍しい形の椅子です
背もたれの形が櫛のようなのでコムバックと呼ばれる事がありますが、こちらの椅子はセンターにスプラットと言う板状の飾りが入っていますので、スプラットバックとも言える形です。
スプラットのない櫛形のプリミティブな形状のウィンザーは物によっては非常に古い物があり、18世紀に遡るものも普通です。しかしそのような古いものは数も少なく高価な椅子となります。
こちらの椅子は、挽きものの細工などが手慣れた印象ですので、プリミティブな時代のものではないようです。しかし、この形状の椅子は18世紀末から19世紀の初めにも見られるものですし、年代の確定は出来ないものの、印象としてはなかなかに古い椅子ではないかと思われます。
この椅子の特徴が良く現れている角度です
真っすぐに並んだ棒状のパーツの構成が印象的です
アームの曲がり部分にダメージがあります
また、この椅子は至る所に釘を打ち込んだような跡が無数にあり、もしかしたら布が張られていたのかもしれません。
写真ですと実物よりも綺麗に見えがちなので、つやが結構あるように見えますが、現状は殆どつやがありません。しかし固い木の素材が使い込まれて滑らかな表面になっていますので、ワックスをかけるだけでも深い艶がでることでしょう。
アッシュ&エルム材
詳細不明
高さ97cm 幅58cm 奥行61cm
座面高33cm
商品番号ZH168