rustic child chair

とてもプリミティブで、なおかつ完璧にオリジナルコンディション。

アーム部分は手擦れでテロテロの味になっています。
二本の部品を中央で繋いでいます。また、貫通したスティックの先端はくさびで止められています。

脚は座面を貫通してくさび止めになっています
座面はエルム材です。他はアッシュ材でしょう
どの部分もオリジナルのパーツで、修理した跡も見当たりません

元々アンティークの場合は、同じ形式の家具でも使用感や経年変化、使われる材料、部材の違い、手作りによるばらつきなどから、すべてが一品ものといっても差し支えないものですが、この子供椅子はおそらく一品製作で文字通りワン＆オンリーだった可能性があります。

したがって、つくられた地方や製作工房の特定は不可能ですが、おそらく辺境地方、といっても造りやデザインの洗練度から見て、家具がたくさん作られた手工業の盛んな地域に、そんなには遠くない地方ではないかなという気がしています。背もたれの止め方からして英国南西部なんかも怪しいなとか、勝手に想像しています。

美しく使い込まれた本当に古い家具の見本のような椅子です

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