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以前にもどこかで書いたと思いますが、クラケット (cracket) と呼ばれるスツールです
イギリス北東部のオリジナルと言われ、一説には炭坑夫が作業中に愛用したことから広まったと言いいます
またイギリスの口語でいう、おしゃべりの事を crack という事から、集まっておしゃべりをするのに使われたスツールのことをcracket (stool)と呼ぶようになったという説もあります。
シンプルな構造ですから、同様の形はあちらこちらで見られますし、日本でも同じようなスツールがありますね。
こちらはイギリスの19世紀ごろのものと思われます
W38 D16.5 H26 cm
連日猛暑が続きます
当店のギャラリーは壁が二重になっていることもあって外気温の影響をあまり受けません
エアコンも効きすぎるぐらいです
前室の工房がとても暑いのでサーキュレーターで風を送っています
ギャラリーはちょっとした別世界ですね
どうぞ涼みがてらお立ち寄りください
在庫の未修復の椅子を手入れしました
元の素朴な印象を大事にやり過ぎないようにクリーニングとピーズワックスに留めました
背もたれの下の横バーが斜めなのが面白いですよね
左の差し込み穴がずれたのでしょうか
背もたれのデザインからスピンドルバック・チェアとも呼ばれるタイプです
クリセットファミリーはイギリス中西部の有名な工房で、ここのデザインが地域の他の工房にも影響を与えました
そのため、このような椅子はクリセットタイプと呼ばれます
本家、クリセットファミリーの工房のものはスタンプマークがあるのが普通で、こちらはそれがありません
座面の構造が独特なのも、このエリアの特徴です
お問合せ商品番号 C1-26