スワロウデイル・アンティークス

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出張から帰って来ています

投稿日:2018年4月29日

Driving Yorkshire Dales

Koh Murotaさん(@swallowdale_antiques)がシェアした投稿 –

上の動画はイギリス北部のヨークシャーデイルズ国立公園を走っている時のものをインスタグラムにアップしたものです。

今回もあちこち地方を走り回って来ましたが、改めて各地さまざまな魅力があることを再確認しました。

イングランドとウェールズの国境付近のヘレフォードシャーのあたりでは、時に美しすぎて脱力するほどの景色も目にしましたし、南西部のデボンシャー特にその北部は自分の大好きな雄大な風景が広がります。南東部のサセックス地方は落ち着いた魅力があります。

しかし、このヨークシャー地方のスケールの大きな景色はまた特別です。大きな谷(これをdaleと言います)を挟んだ丘同士の距離は感覚が変になる程に遠いのです。動画には写っていませんが、そんな荒野の遠くの方を石造りの鉄道橋が走っていたりと、まるで別世界の感じです。

その荒野を走り抜ける道路は曲がりくねっているだけではなく、アップダウンもかなりあり、車で走るとまるでジェットコースターに乗っているようです。
イギリスの道路は平均速度が日本に比べるとかなり高いので注意が必要です。

田舎道でも、皆さん結構なスピードで走っています。
大型車もスピードを落とさずにすれ違いますから、危ないので、いついかなる時も車線をはみ出さずにキープレフトで走ります。
イギリスから日本に帰って来ると、緊張感のない漫然とした運転の人が多いなと感じてしまうぐらい全然違いますね。

これは歩行者として街中を歩いている時も同じで、日本だと、どうせ車が止まるだろうと思って油断して歩いている人が多いですが、外国だとそれでは事故に遭いかねません。車の流れが早いですから、道路を横断する前には、イギリスだったら日本と同じように必ず右を向いて確認、フランスなどでは逆に左を向いて確認してから渡るのは絶対です。これが習慣とは恐ろしいもので、フランスにいてもついつい右を向いてしまうのですが。

ちなみにイギリスではペリカン・クロッシングという黄色いランプのある横断歩道では、歩行者が渡ろうとしている時には車は完全に止まります。
買い付けに行き始めた頃、ロンドンでペリカンの前に立っただけで、二階建てバスがすごい急ブレーキでビタッと止まったのには驚いたものです。
スピードを出すだけではなく速度調節も停止もとても上手ですね。見習いたいものです。

話が脱線しましたが、適度な緊張感を持って走り回るカントリーロードの運転は楽しいものです。
なるべく効率の良い移動を心がけたのですが、今回も3000Km近く走り回ってあちこち買い付けに回りました。
コンテナは6月も中旬ごろの到着となる予定です。
まだまだ先になりますが、お楽しみにお待ちいただければと思います。