座面の平らな椅子

おそらくイーストアングリア地方のキッチンチェアです
この地方の椅子は座面が板状のものが多いようです

いわゆるウィンザーチェアと呼ばれる厚みのある、主にエルムの座面を持った椅子は、脚や背中の丸棒などを挽きもの専門の職人が作ったりと分業が進み、椅子工房が全ての部材を作った訳ではないようですが、写真のような形態の椅子は普通のキャビネットメーカーのように一貫して同じ工房で作られる事が多かったそうです。

この椅子は比較的各部の寸法が統一されている方ですが、物によっては対称のはずの左右の部品の幅が全く違うものもあり、そんな事からもひとつずつ同じ職人が手作りで作っていた事が伺われます。

それはともかく、直線構成のすっきりしたデザインは美しいですね。
こちらの椅子はお値段抑えめにしてあります。
古い椅子をリーズナブルにとお考えの方にお勧めです。
修復が必要なコンディションですが、修復費用はお値段に含まれています。
お渡しまでに若干時間をいただきます。
他の椅子も特に現状渡しと明記していない限り同様の条件です。
よろしくお願いいたします

Flat seat Kitchen chair
材質　フルートウッド
１９世紀前半

高さ85cm 幅43cm 奥行40cm
座面高44cm

商品番号ZH97