スワロウデイル・アンティークス

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イギリスの修復師

2016年9月25日

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写真はうちの師匠の家具修復工房です

彼の工房はイギリス中部グロスター州にあるのですが、以前はアンティークのお店も多かったところです。

現在はお店の数も減ってしまい、アンティークタウンという感じではなくなりました。

しかし、面白いことに彼の仕事場の近くには修復師の工房が増えているそうです。

そのうち3人ほどには実際に会いましたが、みんな仲良くて、仕事をめぐって競合して困るようなことはないそうです。

これは考えてみれば当たり前で、同じような仕事をしていても、それぞれ得意不得意があったりしますし、時には協力しあった方が自分も得なのです。

これは日本で仕事をしている自分の場合も全く同じです。同業者同士で仕事を頼んだり頼まれたりしていますし、仕事のやり方を相談したりもします。面白いことに相談しているうちに自分で最適な解決法を見つけられることも多いです。

イギリスで彼らの会話を聞いていても、おんなじだなーと思いました。現在やっている仕事の話などお互いにしていますね。

近くに知り合いの工房があるので、例えば金属部品の加工を知り合いに頼んだら、数時間後には作って持ってきてくれたなんて光景も目にしました。便利ですね。

彼の工房にいると、そんな感じで人の出入りが結構あって、合間に一緒にお茶を飲んだりしますし、却って仕事にメリハリがついて良いなと感じます。時には邪魔されたくない時もあるでしょうが、一日中一人でこもりきりでいるよりは精神的にも良いのではないでしょうか。

うちの場合は工房だけでなくお店でもあるので、その点お客さんとお話しできて良いです。たまに僕の工房の仕事を邪魔して申し訳ないと言われるお客様がいらっしゃるのですが、そんなことはありませんので、どうぞゆっくりしていってください。ただ、本当に手が離せない時はしばらくお待ちいただくこともありますのでご容赦ください。

 

時には師匠と一緒にお客さんの家に配達に行ったりするのですが、そんな風に海外で個人のお宅にお邪魔することはなかなかありませんので喜んでついていきます。

裕福な方も多いですし、お住いの家自体が何百年も経った古い家だったり、素晴らしいロケーションだったりします。師匠とお客さんの関係も親しい友人同士みたいな感じで、よっぽど以前からの知り合いかと思うと必ずしもそんなわけではなく、それが普通のようです。僕も会話の仲間入りしたりと自然に過ごせます。イギリス人はそういう人との距離の取り方が上手いように感じます。過剰にフレンドリーなわけではなく節度があって、ちょっと日本人の距離感と似ていますが、もっと近い感じでしょうか。人にもよりますけどね。

 

たまに、師匠の工房にいると、その昔一緒に働いていた頃から何十年も経っているのに、ずっとそこで一緒に過ごしてきたような錯覚に陥ります。不思議なことに彼も同じことを感じるらしく同じことをよく口にします。

そこにいると、まるでそこを離れていた間の時間はなかったかのように、時間がそのまま継続しているかのように感じてしまいます。ここにいるのが当たり前という感覚。あたかも日本とイギリスで二つの時間をパラレルに同時に過ごしているような錯覚です。一回の滞在はほんの僅かなのですが、おかしいですね。

 

 

買い付け旅行のご報告的なこと

2016年9月22日

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商品買い付けに出かけたイギリスから帰国して約一週間経ちました

案の定というか、旅行中はこちらのブログは書けずじまいでした

旅行前は写真をいっぱい撮ろうと意気込んでいたのでしたが、その余裕もなく、逆に今でより撮れなかったぐらい

買い付けペース的には順調で余裕があったのですが、何かと忙しかったり、体調を崩したりと、なんかいつもよりイベントが多かったような気がします

体調を崩したと言っても、出かける前から若干痛めていた腰を、やたらと重い家具を上げ下げしているうちにぎっくり腰になりかけたという程度なんですが。それもなかなか大変で、なんとか無様なことにならずに済んだのは、友人で師匠のマイク一家のおかげでした。

彼らの家に滞在中に発症したのですが、すぐにホットバッグというもので腰を温めてくれたりして、痛みはあるものの、すぐに支障なく歩けるようになりました。翌日は買い付けを休み(バンの運転と乗り降りが案外キツイ)、マイクの工房をお手伝いしたりしてゆったり過ごさせてもらったおかげで、また次の日から仕事を続けられました。

旅先に信頼できる友人がいるというのは本当に安心ですね。

 

 

自分の話はともかく本来の目的のアンティーク買い付けの話をしなくてはいけませんね

今回一番感じたのは、仕事を辞めてしまう業者さんが多かったことです

割とよく行っていたお店やウェアハウスでも5軒が無くなっていました

そのこと自体はショックなのですが、新しく出来たアンティークセンターもあり、新たな良い出会いもたくさんありました。

イギリスは社会保障がしっかりしているせいか、ある程度の年齢になるとあっさり引退して趣味に生きるという人が多いというのも一因だと思うのですが、やはりイギリスでもアンティーク自体が以前ほど一般的な人気がなくなっているということもあるようです。

じゃ、品物もなくなっているのかというと、それはむしろ逆かもしれません

今でも営業しているところでは、以前よりも品物のクォリティーが上がっていますし、しかも安くなっています。

理由はなんとなくわかりますが、もしかしたら、こういう現象は一時的なものなのかもしれません。何れにしても今は買い時というのは間違いありません。

 

 

もうひとつ気づいた現象は、センスで勝負する、どちらかというと若い人のお店や業者が増えてきたことです

こういうところは、時代や素材に対するこだわりはそれほどなく、自分の感覚で品物を選んでいる感じです。

扱っている品物はかっこよくて、僕も欲しくなるものが沢山あるのですが値段がとても高いのです

主に僕ら業者が仕入れるのはトレード歓迎という、いわゆる業者間取引に力を入れているところで、価格もリーズナブルにしてくれます

しかし、セレクトショップ的な感覚のそういうお店では値段がとても合わないので買えません

こういう傾向は以前から、特にインダストリアル系のショップに見られたのですが、ピリオド家具を含めた古いものを扱うところでも増えてきています。

良いものをじっくり大切に売っていこうという姿勢はよく理解できますし、参考になります。

今のように物が売れない時代には、もう薄利多売というビジネスモデルは成り立ちませんから。

かといって、うちのようなお店では価格もそうそう上げられず困っているというのが正直なところですね

現地報告のつもりが愚痴になりかけてきたので、この話はこの辺で終わりにしましょう

 

 

で、肝心の戦果はどうだったの?といえば、結果的に良いものが仕入れられたと思っています。

今回、仕入先の業者さんのところで2回ほど「あなたはロンドンの業者さんですか?」と声をかけられました。

もちろん僕がイギリス人に見えたという意味ではありませんが(イギリスに住んでいるのはイギリス人ばかりではありません)、ロンドンの業者さんも仕入れに来るような場所ということがわかり、地方の仕入先を開拓し続けてきたことが間違っていなかったんだなと、ちょっと安堵しました。

もっとも、そんな風に声をかけてきた人は馴染みのオーナーが不在でお留守番の人だったりするので、どうだかわかりませんが。

それはともかく、前述のような品物が集まりやすい傾向も相まって、今後も楽しみになりました

問題はうちのお店がこれからも続けていけるかどうかなんですが、、、

みなさん買ってくださいね(笑)

 

コンテナの到着は11月ごろになりそうですが、写真はご覧いただけます

出張から帰りました。買付商品についてのお知らせ

2016年9月17日

このインスタグラムの投稿にありますように、商品の到着はまだ一ヶ月以上先になりますが、店頭で写真をご覧いただいてご購入希望の商品がございましたらお知らせください。到着後に優先的にご商談させていただきます。

商品到着のご連絡をさせていただいてから二週間以内にご購入されるかどうかを決定ください。その間は単にホールド扱いですので、ホールド期間内でのご購入のキャンセルは自由です。その場合は次の方にご連絡させていただきます。ホールド期間が過ぎましたら自動キャンセル扱いとさせていただきます。こちらから特にご連絡はいたしません。

このようなシステムを取りますのは、まだ商品も実際に手元にない状態で、正確な価格を含めた詳細情報をお伝えできない中で、お客様がご購入を決定されるのは無理だからです。ただ、一刻も早く到着予定の商品をご覧になりたいという方も少なからずいらっしゃいますので、こういう形をとらせていただきます。

商品到着時には売約という可能性もありますが、こればかりは早いもの順ということでご理解ください。

到着予定の商品につきまして、メールや電話でのお問い合わせはご遠慮くださるようお願いいたします。

よろしくお願いいたします

臨時休業のお知らせ

2016年9月2日

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9月5日から16日の間、海外出張のためお店の営業はお休みさせていただきます

旅行中もなるべく写真などお届けできたらと思います

こちらか、Instagram にアップしますが、Instagramが中心になるかもしれません

右の(スマホの場合は下の)カメラアイコンをクリックしてみてください

アイコンが古いですねえ、ご愛嬌ということで

パイプボックス

2016年8月24日

パイプボックス。趣味の品をしまい込むのにも。#pipebox #smokingpipe #mahogany #antique #collectionbox

パイプを吸う人がタバコの葉や道具をしまっておくための箱です

宝物をしまう箱なので鍵がかかります(現状鍵なしですが、作れると思います)

(追記:鍵は作りました。)

ですので、大切なコレクションをしまうためのボックスとしても使えますね

モダン仏壇に良いかもと言った人がいましたが、ペットのお骨ぐらいなら一緒に置けそうです

これだけ立派なマホガニーをふんだんに使い、インレイドまであるボックスは現代ではなかなかありません

しかもギャラリーを見ていただければわかりますがリーズナブルです

外装は若干退色していますが、これはこれでアンティークのマホガニーらしい輝きです(修復も可能です)

タバコの葉を入れるヒューミドールは付属しておりません

詳細はギャラリーのこちらをご覧ください

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住所

東京都目黒区上目黒3-22-4

営業時間

11:00~18:00
          

定休日

月曜日および火曜日

ナビなどで検索の際は上目黒3-22-5と入力すると路地の入口まで正確に来れます。GoogleMapのリンクはこちらから。