スワロウデイル・アンティークス

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Swallowdale と swallowtail

投稿日:2016年10月28日

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このところ、このサイトの解析レポートを見ていて気がついたのですが、”スワロウテイル”というワードで検索しておられる方が多い。
正しい名前よりも多いくらい。

もちろん当店の店名はスワロウデイル・アンティークスであって、スワロウテイルではない。
非常にわかりにくいけど、テに点々がついているのが正しい。

なぜなら、店名の由来は上の写真の本のタイトルからいただいているから
これは、アーサーランサムというイギリスの小説家が1931年に少年少女向けに書いたお話。
イギリスの湖水地方などを舞台にした子供達のちょっとした冒険物語です。
小学生の頃に夢中になって読んだ本で、スワロウデイルとは邦題にあるようにツバメの谷という意味。
デイルは谷というとちょっと誤解を招くけど、イギリスの北部ヨークシャーデイル地方に代表される非常に大きなスケールのうねりのある地形です。
一般的に風光明媚で美しい景色のところというイメージ。

登場人物の子供達が見つけた特別な場所に、自分達だけの特別な秘密の場所として名付けたのがスワロウデイル。
そんな思い入れたっぷりの名前を、店名に拝借しました。

ところでSwallowtailというワードにも思い出があります。
1996年に公開された岩井俊二監督の映画のタイトル。
挿入歌のSwallowtail butterflyという曲をCharaさんが歌ってヒットしました
映画も曲も大好きで、CDを買って今でも持っています

この時のバンド Yen Town Bandは最近、再結成されて活動をしているそうです
Swallowdaleという馴染みのないワードよりもSwallowtailの方が自然に感じられるのかもしれません

名前の間違いといえばもう一つ、来店されるお客さんにくつろいでもらうのにバーコーナーを作ろうと思って保健所に許可を申請した時のこと。
許可が降りた翌日から、飲食関係のポータルサイトやら卸問屋さんやら、果ては有線放送の会社やJASRACまで、問い合わせがバンバン入りました。
あまりにも早いので、一体どっから漏れたかと思ったのですが、皆一様にスワロウテイル様と書いてきたり電話口で言うのです。
不思議に思って許可証をよく見たら申請書通りではなくスワロウテイルと間違って書かれているのに気がつきました。明らかに保健所からの情報ですね。

あくまでも、アンティークのお客さんだけを相手にひっそりとやりたかったのに、勝手に情報を公開されてちょっと困りました。
それとも、保健所の職員の誰かが勝手に情報を売っているのでしょうか。

最初は名前の訂正やら、情報を公開しないように申し込もうと思っていたのですが、次第にどうでもよくなってしまいました。
パブタイムもいつの間にか開店休業状態。

しかし保健所の人もスワロウテイルと思い込むぐらいですからねえ。一般の人が間違えるのも仕方ないかな。