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先日、ちょっと重たい機械の重さを計りたいケースがありまして、ふとこの商品を思い出してストックから引っ張り出してきました。
全体にマーブル模様のような変わったペイントが施されていますが、これは後から塗られたものらしいです。
なかなかセンスの良い人がやったようです
それ以外にも変なところがあります
文字盤が鏡文字になっています
こんな感じに上に立った人が、鏡に映して読むようになっているのです
また、数字の単位はストーン(sotne)という、今ではイギリスだけで使われている主に体重を表すときに使われるものです。
1ストーンは14オンスで約6.35Kgというややこしいものです
子供の頃、お年寄りに重さは何貫目か?足は何文かと聞かれて、何のことかわからなかったことを思い出します。
ちなみに機械の重さはiPhoneで換算して無事計ることができました。
追記
先ほど、ひっくり返して底を見てみましたら日付を二つ見つけました
一つは1935年5月24日
もう一つは1964年1月
後者にはセカンドハンドショップで買ったと付記されています
最初の日付が新品の時のものかはわかりませんが、約30年後に別の人のところにわたり、それからも50年以上経っていることになります。
未だに使えるのがすごいですが、全体はキャストアイアンのがっしりとした作りですし、昔のものは蒸気機関車のように丈夫ですね。
インスタグラムに載せたものですが、ご覧になっていない方のために、こちらのブログにもアップしておきますね