スワロウデイル・アンティークス

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クリケット・クラケット?

2020年3月22日

クリケットテーブルの語源に興味があり調べていました
クリケットテーブルはこんな3本脚のテーブルのことですね

このテーブルの名前はクリケットゲームと関連づけられて説明されることが多いです
クリケットゲームで使われる3本の杭(スタンプと呼ばれるようです)が由来とされたり、ゲーム中に飲食するのに使われるテーブルが3本脚の方が平らでない屋外に向くせいだと言われたりしてるようです。

本当にそうなのでしょうか?
アンティークにまつわる知識には通説から来るものが多く不確かなものもありますので、確かめたい気持ちがありました。

そんな折、暖炉の前で使われることが多い背の低いスツールの事を調べていて、やはり3本脚のスツールの事をクリケット(Cricket)と呼ぶ事を知りました。

こんな奴ですね

調べてみると、この3本脚のスツールとの類似性から、3本脚のテーブルもクリケット・テーブルと呼ぶようになったとする説も、やはりあるようでした。クリケットゲーム由来とする説とどちらが正しいかは、どうもはっきりしないようです。

ところで、背の低いスツールをなぜクリケットと呼ぶようになったのでしょうか?
非常に多用途に使われるスツールにはいろんな形があります
例えば下の写真のようなものもよく見かけます

実はこれの事をクラケット(Cracket) と呼ぶのです
クリケットとクラケットは似ていますよね。どちらも同じ意味で使われるそうですが語源は不明です。

このタイプの原型は、その昔イギリスの北東部(Northumberland地方)の鉱夫達が、狭い坑内で横たわって作業する際に頭や体を支える用途で使ったり、休憩で腰掛たりしたとのことです。誰にでも簡単に作れて持ち運びも楽な形ですね。
のちに広く家庭内で使われるようになり、低いスツールの総称として定着したのでしょう
3本足や4本脚のものも低いスツールは、クリケット、あるいはクラケットと呼ばれるようです。

同様の形態のスツールは、使われる作業によって、ミルキング・スツール(乳搾りスツール)などいろんな呼称があります

結局、語源ははっきりしませんでしたが、いろいろなことがわかって面白かったです

オークテーブル

2020年3月15日

センターテーブルですが、足元のストレッチャーが邪魔にならない形なので、普通に小さなお食事テーブルとしても使えます。

時代をはっきりと判定するのは難しいですが、古く質の良いオーク材独特の質感と色合いから19世紀以前のものなのは確かでしょう。

仕入れ元ではウェールズ由来の非常に古いテーブルと言っていました。

確かにウェールズの家具に多い赤みの強いオークがそう思わせますが確かではありません

17世紀以前のジョインドスツールなどに見られる、ホゾとホゾ穴のジョイントを木釘で固定するスタイルです。

堅牢な造りです。

各写真はクリックしていただくと拡大します

サイズは 57 x 63.6 cm 高さ 65cm

SOLD     お問い合わせ商品番号 F2-59

大柄なコムバックウィンザー・チェアを追加

2020年3月7日

ギャラリーに写真のウィンザーチェアを追加いたしました

とても座りやすい椅子です

よろしければ、こちらからギャラリーで詳細をご覧ください

コムバックウィンザーを追加

2020年2月29日

ギャラリーにコムバック ウィンザーチェアを追加しました

ギャラリーの情報に補足しますと、この椅子のスプラット(背板)はとても抜けが良くみえます

すっきりと見えるのですね

これは何故かと言うと切り抜き方に一工夫してあるからなのです

写真を見ていただくとわかりますが、断面が斜めになっています

普通は機械糸鋸などで板を平らにおいて垂直に切り抜くので切断面も直角です

しかしそれですと椅子は普通少し上から見下ろしますので、切り抜いた断面が見えてしまいます

この椅子はそれを防ぐために、少し角度をつけて断面が見えないようにしているのです

それも下のハートマークの方がより強く角度がつけてあります

この工夫によって、切り抜かれた穴の部分がとてもすっきりとした模様に見えます

古い時代の、量産品でない家具の特徴ですが丁寧な手仕事ですね

他にも脚部やストレッチャーのろくろ細工も、より時代の下がった画一的なものではなく、微妙なニュアンスが表現されているのがわかります。

座面が割れているのが残念ですが、それも大した問題ではないように感じてしまいます

ギャラリーへはこちらからどうぞ

Sold 売約済み