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18世紀のジョインド・スツールに楕円のトップを後からつけたもの
サイドテーブルとして使いやすいものになっています
花台やランプスタンドを置くテーブルとしても良いかと
後付けですがバランスが良く自然に見えます
W63cm x D45cm x H58cm
オーク材 18世紀イギリス 天板は19世紀ごろの後補
商品番号 H1-4 EDD
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非常に古いテーブルなのですが、時代判定は難しいものがあります
まず、テーブルトップはある時代に取り替えられています
そのせいで、若干通常より小さく見えます
しかし、作られた年代はトップも本体も同じくらい古く、17世紀ぐらいのものに見えます
ジョインドテーブルという、ほぞ組みと木栓で組み立てられた構造です
テーブルトップは上からやはり、木製の太い釘で止められていますが、のちに金属製の釘なども打ち込まれたようです
ここで引き出しを見ますと、金具は18世紀初期ジョージアンのもののようです
引き出しの作りは、やはり後世に作り直されているような感じですが、材料は古く良質のオーク材です
トータルで見ますと、やはり18世紀初頭にこのような形になったのではと思わされます
いろいろな歴史を経てきたことがわかります
テーブルトップは、やはり後の時代にバーニッシュが補われていますが、なじみが悪く浮いていましたので、一度軽く削った後、溶剤を含むクリーナーで取り除いてから、ビーズワックスをかけました。
時折のワックスがけだけで使い込まれてきたら、こうなるであろうという本来の木味に修復してあります
サイズは幅76cm 奥行き48cm 高さ67cm となっております
価格は 220,000円 お問い合わせ商品番号 F2-7
今日も天気が良かったので店内の写真です
ギャラリーの詳細記事に書いていますが、真ん中のカバードは小さい割にどっしりしたやつです。
現地でこれを運んでいて腰を痛めたぐらいです。 両側の椅子は17世紀スタイルの古い椅子ですが、なかなか似合っています。
素朴でいい味出していますよね。
カバードの詳細はこちらからギャラリーのページへどうぞ
左はバックスツールとも呼ばれる古い様式の椅子 詳細はこちらをどうぞ
右も似た形式ですが、こちらはパネルバックタイプですね、詳細はこちら
イギリスのカントリーオークなどを扱うお店では定番の風景ですが、日本ではウィンザーチェアなどと比べると人気がないですね。その分、お買い得になっています。
この椅子はとにかく重たいです。ずっしりと密度の高いオークが使われている上に、歳月を重ねてさらに収縮して硬くなっているのでしょう。
収縮の過程で座面などは不規則な割れが入っています。もちろん多少のヒビが入っても強度には何の問題もありません
木の密度が高いせいと長い間の使用による摩擦で、自然なツヤが見事です
ビーズワックスで汚れを落としたのみで、シェラックなどの仕上げは全く加えていません
二脚セットのうち一脚をとりあえずクリーニングしてみましたが、修復はまだです
足元など虫食いで若干の痛みもあり修復が必要な状態ですが、完全なオリジナルコンディションのものなので、どこに手を入れるか慎重に考えながら修復したいと思っています。
作業が終わりましたら、正式にギャラリーに掲載して詳細をお知らせしたいと思います
今回はとりあえずのお披露目ということでご容赦ください
カントリーチッペンデールチェア
ジョージアン時代 おそらく北部ウェールズのもの
オーク材
背もたれが長い椅子ですね
とても古いマナーハウスのホールなどに置かれているのを見ます
1700年ごろの様式なのですが、正確な年代までははっきりわかりません
しかし、イギリスのウェアハウスで見つけた時には直感的に時代のあるものだと感じました
こう書くと当てにならない感覚のように思われるでしょうが、まあそうかもしれませんけど、何か正しいものに出会った時の感覚というのは意外と間違えないように自分では思います。
詳細はGalleryをご覧ください