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人気のあるプリミティブな子供椅子をギャラリーにアップしました。
こちらも元は三本脚だったものを四本脚に改造したようで、座面奥には元の脚の上部が残ったままになっています。
ここまで素晴らしい木味の椅子はなかなか目にしません。
半日かけて遠くの地方まで出かけて見つけた一品です。
収穫は多くはありませんでしたが、この椅子だけでも十分長距離ドライブが報われました。
よろしければ、こちらからギャラリーのページをご覧ください
ご売約になりました
背もたれがあるのになぜスツールかと言いますと、元々スツールの形に背もたれがついたような作りのものをこう呼びます。
椅子の発展の歴史にスツールから椅子へと変化していく段階がありますが、一律に同じ時系列で変化していったわけではなく、住環境や使用目的により徐々に変わっていったと思われます。
この椅子は特に三本脚だった形跡がありますので、床が三和土だったりする農家のような家で使われていたのでしょう
夜は灯りもなく、唯一の灯りと暖をとる手段であった暖炉の前にスツールやこのようなバックスツールを持ち寄って過ごしていた生活が想起されます
座ってみると、なんとなく前かがみで火に手をかざすポーズをとりたくなりますよ(笑)
詳細写真などはギャラリーのこちらをご覧ください
こちらもご売約になりました。ありがとうございます
今回のウェールズの家具特集、おかげさまで大変好評をいただいております
暇を見て、一つずつご紹介していきますね
売れてしまった商品も多いのですが、期間中は引き続き展示させていただいております
こちらの椅子も売約となっております
なかなかお目にかけることも難しい逸品ですので、お時間ありましたら是非見にいらしてください
詳しい情報はギャラリーのこちらをご覧ください
他にも色々な商品が入荷しておりますので、よろしくお願いします
ちょっと変わった素朴な椅子です。
なんか作りが素人っぽくも見えます。
すごく古くも見えますし、そうでもないようにも見えます。
このタイプはFamine chairとか、Hedge chair とか、もっとひどい言い方ではFool’s chairなんて言われます。
意味は飢饉とか垣根とか〇〇とかですよね
要は貧しい田舎のお百姓さんなどが手近な材料で作った椅子という意味のようです。
アイルランドはジャガイモの疫病のために18世紀と19世紀にひどい飢饉に陥った歴史があります。
特に19世紀の時は、そんなひどい食糧不足の中でもイングランドへの食糧輸出を強制され、またイングランド側も援助の手を差し伸べなかったということで、大勢の人が餓死しました。
そのため、アメリカやその他の国への多くの人が移住していきました。ケネディ家も元はアイルランドの人ですね。
イングランドとアイルランドの間の確執にはこのような歴史も重要な要因となっているようです。
アイルランドの田舎といえば飢饉、という連想なのでしょうか
なんか悲しい呼び名のような気がしますが、この手の椅子が多く作られたのもその飢饉の最中の19世紀中期だったようです。
この椅子は現在在庫にある商品ですが、過去に扱った下の椅子もやはり同じ名前で呼ばれるようです
この椅子は以前もご紹介しているのでご記憶の方もいらっしゃるでしょうが、座面の作り方が独特でした。
3枚の板を使って組まれた座面の真ん中だけが薄い板で、それを支えるように前後の厚板から貫が渡してあります。
まるで家を作る大工さんのようなやり方です。
こんな椅子は他にないだろうと思っていたのですが、このタイプもアイルランドの一部では作られていたことがわかりました。
この椅子は売約済みです。
アンティークの椅子の世界は奥が深くて、面白く、調べがいがあります。
ギャラリーにアップする暇もなく、あっという間に売約済みになってしまった椅子です
Soldの家具を改めてご紹介するのもなんですが、素晴らしい椅子でしたのでせめて写真だけでもということで、、、
アンティークは一般的にもone and onlyなものなのですが、こういう家具は本当に同じものが二つとは無いものです
ギャラリーのこちらにさらに写真をアップしてありますので、よろしければご覧ください
これはナンジャラホイという感じですよね
なにやら魔術的な雰囲気も漂う一品です
詳しくはギャラリーページにて