スワロウデイル・アンティークス

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chair

自然光 (instagramから)

2016年8月19日

前回のと同じ椅子ですが、ギャラリーの照明を点ける前の光が良かったので

とてもよくこの椅子の雰囲気が出ていると思います

小ぶりなウィンザーチェア

2016年8月11日

small windsor

この椅子はなんとも言えない古色を帯びています

座面のエルム材の表情も面白く、複雑な木目に加えて縮れたようなパターンを描いています

シンプルな形もいいですね

小ぶりですが、男性でも座れます

ただ、ちょっと低いかもしれません

虫食い跡は例によって内部の殺菌や強化をしていますが表面の穴はふさいでいません

強度的に不安のあるところは、木材を交換してあります

古びた風情の椅子で、置いてあるだけでも絵になりますが、ちゃんと使えなければと思い時間をかけて修復しました

是非、実際にごらんいただければと思います

サイズなど詳細はギャラリーにアップしてありますので、よろしければごらんください

 大きなウィンザーチェア

2016年7月22日

large lath back windsor arm chair with splat

ラスバック・ウィンザーチェアというタイプですが、詳しく書きますとlath back windsor arm chair with splat という具合になりましょうか。

スプラットという背もたれの中心の板飾りが特徴的な、大きなウインザーチェアです

木味の良さもなかなかです。エルム独特の木目がとてもきれい。

この座面ヒビが入っていますが、接着して裏から補強してあります

large lath back windsor arm chair with splat

昔からのお客さんは、前からの在庫とご存知ですよね

これだけ魅力的な椅子なのに、なかなか嫁ぎ先が決まらないのです。

やはり、大きさがネックなのか。

座ってみると包み込まれるような安心感のあるビッグチェアです

今回久しぶりに、ご紹介してみました

サイズなど詳しくはギャラリーのこちらをご覧ください

アイルランドの椅子

2016年7月10日

Irish famine chair

ちょっと変わった素朴な椅子です。

なんか作りが素人っぽくも見えます。

すごく古くも見えますし、そうでもないようにも見えます。

このタイプはFamine chairとか、Hedge chair とか、もっとひどい言い方ではFool’s chairなんて言われます。

意味は飢饉とか垣根とか〇〇とかですよね

要は貧しい田舎のお百姓さんなどが手近な材料で作った椅子という意味のようです。

アイルランドはジャガイモの疫病のために18世紀と19世紀にひどい飢饉に陥った歴史があります。

特に19世紀の時は、そんなひどい食糧不足の中でもイングランドへの食糧輸出を強制され、またイングランド側も援助の手を差し伸べなかったということで、大勢の人が餓死しました。

そのため、アメリカやその他の国への多くの人が移住していきました。ケネディ家も元はアイルランドの人ですね。

イングランドとアイルランドの間の確執にはこのような歴史も重要な要因となっているようです。

アイルランドの田舎といえば飢饉、という連想なのでしょうか

なんか悲しい呼び名のような気がしますが、この手の椅子が多く作られたのもその飢饉の最中の19世紀中期だったようです。

この椅子は現在在庫にある商品ですが、過去に扱った下の椅子もやはり同じ名前で呼ばれるようです

Primitive chair 1

この椅子は以前もご紹介しているのでご記憶の方もいらっしゃるでしょうが、座面の作り方が独特でした。

3枚の板を使って組まれた座面の真ん中だけが薄い板で、それを支えるように前後の厚板から貫が渡してあります。

まるで家を作る大工さんのようなやり方です。

こんな椅子は他にないだろうと思っていたのですが、このタイプもアイルランドの一部では作られていたことがわかりました。

この椅子は売約済みです。

アンティークの椅子の世界は奥が深くて、面白く、調べがいがあります。

 new item スモーカーズ・ボウ・チェア

2016年6月18日

組み上がりお掃除もすみましたので、サイトにアップしました 。 #アンティーク #チェア #ウィンザー #スモーカーズ Reassembled. Cleaned. No colour, no finish applied. bees wax only

ウィンザー系の椅子が少なくなってきたので、在庫から追加いたしました

これは座り心地も良く本当に便利な椅子です

アンティークの椅子は窮屈だと感じられている方にもお勧めです

安心して寄りかかれるよう、修復済みです

詳しくはギャラリーをご覧ください

 misc 需要と供給

2016年6月12日

Macclesfield ladder back chair

うちの商品の中には時々ビックリするほどお買い得な物があります

 

例えば、このマックルズフィールド・チェア

これを仕入れられた時には一大発見だと思ったのですが、先日の骨董祭での人気は今ひとつでした

実は昨日探し物があって、現地イギリスの専門店のウェブを見ていたのですが、この椅子と全く同じものも売りに出ていました

その値段は19世紀中期ぐらいのウィンザーアームチェアと同じぐらいしていました

ちなみに当店でのこの椅子の販売価格は一般的なウィンザーの4分の1ぐらいです

ウェブで見つけた値段は参考上代とは思いますが、それにしても当店のはお買い得ですよね

なぜ高く売らないのかというと、単純に需要と供給の関係のためです

日本ではそれほど、例えばウィンザーチェアなどと比べて人気がないので安くしているわけです

 

それにしても、なぜそんな値段で売ることが可能なのでしょうか?

それは、現地イギリス仕入れに秘密があります

この椅子の場合は、アンティークを扱う専門業者からは仕入れていないとだけ申し上げておきましょう

ここでも需要と供給の法則が働いているわけです

 

当然ですが、その法則をうまく活用しないと良い仕入れはできません

いくら現地での直接買い付けでも、良いお客さんがいっぱい付いているような専門店からはリーズナブルな仕入れは不可能です

もし、うちに販売力があれば、高いところから高く買って、目の飛び出るような価格で売ることもできるでしょう

しかし、そんな風にはなりそうにありませんし、またそんな店を目指してもいません

 

ところで、日本国内で価格体系が確立されていない家具がお買い得なのは当然と思われるかもしれません、
しかし、アンティークの趣味というのは必ずしも資産形成などのためにあるわけではないですよね。

 

ものの価値にとって、価格というのは価値判断の一部でしかなく、全てではないと思うのです。
今回は価値判断の傍証としてイギリスの価格を持ち出しましたが、もしあなたが当店で扱う家具に価値を見出してくだされば、とてもリーズナブルに入手することが可能かも、、、、、

 

そういうものを見つけるように常に努力しているつもりと言いたかったのでした

 

偉そうなことを言いましたが、こんなことは眼のある方にとっては釈迦に説法で不要なことですね

幸いこの椅子も、そんな方のお一人によって、商談中になっております

追記 売約済みです

 new item イーストサセックスの椅子

2016年5月6日

"Beckley" chair

ギャラリーにラッシュ座面の椅子を一枚追加しました。
この椅子の詳細は、ひょんなことから判明しました

仕入れた時から可愛い椅子だなとは思っていたのですが、自分の知識にあるイギリスの典型的なカントリーチェアの類型に当てはまらなかったので、どういうものかなと思っていました。

イギリスの椅子は地方によって特徴がはっきりしているものが多いので面白いのですよね。
ただ、これに関しては、椅子の専門書にあたっても同じようなものが見当たらず、ボビン加工の背もたれの感じからサセックス地方あたりかなと漠然と思っていたぐらいです。

ところが先日、お客様と色々とりとめもなくアンティークのお話をしながら、パラパラと本をめくっていましたら、まさにこの椅子とまったく同じ写真を見つけてしまいました。それによりますと、背もたれのボール状の加工と、前脚の竹を模した加工などが非常に特徴的で、イーストサセックス地方のBeckley村のものであるとして2枚の写真があげられていました。

その2枚のうち1枚のものが、細部に至るまでまったく同じデザインでした。
ちなみに、もう一枚は背もたれトップが板状ではなく下と同じボビン加工です。年代はどちらも同じで1820年から50年ごろとのことです。

その本は椅子の専門書ではなく、イギリスのカントリー家具全般の本でしたので見落としていたのだと思います。
確認のために他の資料も探し、ネット検索もしたのですが、その本以外には資料が見つかりませんでした。
アンティークの資料としては権威ある出版元ですので、まず間違いはないでしょう。

Beckley村というのはアンティークタウンとして今でも有名なRyeと同じ行政区のようです。
もともと製鉄が大変盛んだったようで、16世紀から18世紀にかけては大砲や銃など重要な武器製造の拠点でもあったようです。
おそらくその後はさびれて人口流出や海外移住なども行われたようですが、かつては多く人も集まる活気のある村だったのでしょうか。

いろいろ調べてわかったのは、そんなところなのですが、イギリスの地方の村の歴史背景が一つの椅子から見えてくるというのが、いつもながら面白いですね。以前も羊毛産業の興隆と椅子のデザインの関係についてわかったりということがあったりしました。

この椅子に関する詳細はこちらのリンクからギャラリーをご覧ください。

参考資料  ENGLISH COUNTRY FURNITURE 1500-1900, David Knell , Antique Collectors’ Club 1992 , 図版472

 new item 素朴なチャペルチェア

2016年4月21日

chapel chair

ギャラリーに写真の椅子を追加しました

上は商品写真っぽくないですが、むしろこういう感じがこの椅子のイメージに近く感じます

もともと、きっちりと正確な写真を撮るのは苦手なので、普段の写真もイメージと思っていただいた方が良いとは思います。

それでも、実際の色合いに近い写真などをギャラリーにアップしてありますので、よろしければこちらからご覧ください

 new item メタルチェア

2016年3月4日

前回のクローズアップはこの椅子でした。浮いた塗装や変に撥ねたペンキを洗い落としてみました。寸法など詳細は後ほど弊社ウェブサイトにアップします。

ギャラリーにメタルチェアをアップ

赤いペイントがなかなかキュートですが、実はイギリスで同じタイプの椅子をすごく高く売っているのを見たことがあります

ペイントを全て剥がして磨き上げ、インダストリアル・ビンテージチェアとうたっていました

確かにカッコよかったので、ご自分で剥がしたり別の椅子に塗ったりして楽しまれるのも良いかもしれません

それより、剥がして3倍ぐらいの値段にしましょうか?

そん時は内緒ですよ(笑)

ギャラリーのページはこちらからどうぞ

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 new item スクエアバック・チェア

2016年2月13日

square back country chair

本当に古い家具だけが持つ独特の雰囲気というものがあると思うのですが、この椅子にもそれを感じます

残念ながら、比較的大きなダメージを修理したところがありますが実用には差し支えなさそうです

ご心配ならさらに丁寧に直しますが、ギャラリーに詳しく書きましたが現状特価というのも良いかなと考えています

詳しくはギャラリーのこちらをご覧ください

 Soldの椅子ですが

2016年1月16日

primitive windsor arm chair

ギャラリーにアップする暇もなく、あっという間に売約済みになってしまった椅子です

Soldの家具を改めてご紹介するのもなんですが、素晴らしい椅子でしたのでせめて写真だけでもということで、、、

アンティークは一般的にもone and onlyなものなのですが、こういう家具は本当に同じものが二つとは無いものです

ギャラリーのこちらにさらに写真をアップしてありますので、よろしければご覧ください

 new item ヴィクトリアンチェア

2016年1月9日

ヴィクトリアンの椅子 #victorian #chair #アンティーク #チェア

実はこの時代(ヴィクトリア時代)の家具はあまり好きではなかったのですが、この時代にはこの時代の良さがあります。

ともすれば野暮ったさにつながりがちな事もある、やや過剰なデザイン性や、見た目の重たさも、よく言えば実用的で頑丈な作りとも言えます。

事実、この椅子は座り心地もなかなかで、大きめのサイズもあって安心感すら感じます

ちょっとぐらい革が痛んでいても却って落ち着いた渋い印象になりますね

実は最近のお気に入りの椅子だったりします

カントリー家具ばかりではなく、こういった家具のデコラティブな感じも取り入れていきたいなあと感じます

詳細はギャラリーのこちらに掲載しています

よろしければご覧ください

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